取材日:2025.03.26
朝日屋(有限会社伊藤商店)
駅前立地でのWi-Fi導入において、不正アクセスなどセキュリティ面が不安だった。
「おまかせサイバーみまもり」で24時間監視し、安全なWi-Fi環境の提供を実現。
現金決済のみの対応で、キャッシュレス決済を望む若い世代の来店機会を逃していた。
安定した通信回線を整備することでキャッシュレス対応が可能に。若い世代の来店増加に寄与。
昔ながらの店舗雰囲気が原因で、若い世代や女性客が入りづらい状況だった。
店内を洗練された空間に改装し、お客さま用Wi-Fiを設置したことで、新たな客層を獲得。
このたびの大規模リニューアルを決断された背景について教えていただけますか。
内山さん:100周年という大きな節目を迎えるにあたって、店舗の在り方を見直そうと考えました。これまで1階で営業していた店舗を、より洗練された空間にしたいという思いがありました。ただ単に改装するだけでなく、特別感のある、隠れ家的な雰囲気の店舗にすることで、新しいお客さま層の開拓もできればと考えました。
具体的にどのような課題感をお持ちでしたか?
内山さん:最も大きかったのは決済手段に関しての課題です。それまで完全な現金商売で、昔ながらの営業スタイルを続けてきました。しかし、最近の特に若いお客さまは現金をあまり持ち歩かない傾向にあります。キャッシュレス決済への対応は避けては通れない課題だと感じていました。ただ、正直なところ、どのように導入すればよいのか見当もつかない状況でした。
リニューアルに際して、設備面での課題はありましたか?
内山さん:設備については、今回のリニューアル設計を担当してもらった、野水さんに話してもらいましょう。
野水さん:今回はリニューアルといっても、ビル全体の建て替えという大規模なプロジェクトでした。新しい世代のお客さま向けにWi-Fi環境の整備は必須でしたが、駅前という立地柄、特有の課題がありました。電波が店舗外まで届いてしまう可能性や、それに伴うセキュリティリスクへの対応が必要です。また、ビル全体としてのセキュリティ確保も重要な検討事項でした。
このような課題に対して、NTT東日本に相談することになった経緯を教えていただけますか?
野水さん:今回はビル全体の建て替えという大規模なプロジェクトでしたので、一部の通信設備改善といったレベルではありませんでした。とにかく信頼性の高い、メジャーなところにおまかせしたいと考え、真っ先にNTT東日本が候補に上がりました。100周年という重要なプロジェクトですから、NTT東日本がいちばん安心だということが決め手のひとつになりました。
他社との比較検討はされましたか?
野水さん:当社としては複数の業者さんとお付き合いがありますが、今回は単に金額が安いとか、サービスがいいだけでなく、担当者との関係性も重視しました。内山さんの性格からすると、いくら大手だろうが担当者との相性が良くないと、契約には至らなかったと思います。単なるビジネスライクな対応ではなく、店舗の将来を一緒に考えてくれるような担当者の方の姿勢が、内山さんに好印象を与えていたのだと思います。
実際の対応はいかがでしたか?
内山さん:担当者の方の存在が大きかったですね。頻繁に足を運んでいただいて、対面でしっかり話し合うことができたので非常に良かった。特にこういったシステム関係は専門用語が多くて難しいのですが、ひとつひとつ丁寧に説明していただけました。システムの選定から設置後のフォローまで、常に顔を合わせて相談できる環境があったことは、大きな安心感につながりました。メールや電話のみの対応ばかりだったら、一抹の不安が残ったと思います。大手だからこその信頼はもちろんありましたが、それ以上に「信頼感」を感じることができたのは、担当者の誠実で、お客さまに寄り添った対応のおかげです。これだけ親身になって相談に乗ってくれる担当者がいるということは、非常に心強かったですね。
NTT東日本に対する印象は変わりましたか?
内山さん:私の中でのNTT東日本のイメージは、正直なところ「電話会社」という感じでした。ですが今回、Wi-Fiだとかセキュリティだとか、さまざまな面で対応していただき、担当者が親身になってアドバイスしてくれた。ただの電話会社というイメージは大きく変わりましたね。幅広い対応で困りごとを解決してくれる、そんな印象に変わりました。
実際に導入してみて、どのような変化がありましたか?
内山さん:カードやキャッシュレス決済の導入効果によって、せっかくご来店されたお客さまを逃してしまうことが減りました。以前は「カード使えますか?」と聞かれて「現金のみです」と答えると、お客さまが帰ってしまうこともあったのです。その機会損失がなくなりましたね。
客層に変化はありましたか?
内山さん:リニューアル前と比べて、若い方や女性客が増えました。これはキャッシュレス対応やWi-Fi環境の整備に加えて、店舗の雰囲気作りやワインの提供など、複合的な要素が組み合わさった結果だと思います。また、客単価も総体的に上がっています。
セキュリティ面での効果はいかがでしょうか?
野水さん:冒頭でもお話したように、駅前という立地柄、さまざまな不安要素がありました。特にWi-Fiの電波が強すぎると、一度来店したお客さまが後日、店外から接続できてしまうリスクもある。NTT東日本の提案で「おまかせサイバーみまもり」を導入し、通信状況の常時監視や万が一のサポートなど万全のセキュリティ対策ができ、安心して運営できています。
今後の展開についてはいかがでしょうか。
内山さん:新たな店舗展開などは考えていません。この店が良い店として、多くのお客さまに愛されることを一番望んでいます。ただ、集客という面では今後SNS戦略も必要だと感じています。そうした面でのサポートやアドバイスがあれば、ぜひ取り入れていきたいですね。
NTT東日本に対する期待をお聞かせください。
内山さん:正直なところ、NTT東日本がどんなサービスを持っているのか、まだすべては把握できていません。ですから、いろいろな提案をいただければ、新たにお願いすることもあるかもしれません。SNS関連のサポートなども含めて、店舗運営や集客、売上アップに貢献できるようなサービスがあれば、積極的に検討したいと考えています。
Nにおまかせ!の「Webプロモーション」は、Web集客の企画から効果測定まで専任の担当者がサポートいたします。SNSの運用代行も行っていますので、今後ぜひ検討していただけたらと思います。
同じように店舗のリニューアルを考えている方々へのアドバイスをお願いできますか?
野水さん:店舗のリニューアルはコンセプト設定などから始まり、たくさんやるべきことがあります。もっと早い段階からNTT東日本に相談できていれば、よりスムーズな移行ができたかもしれません。NTT東日本はこちらからの問い合わせや連絡には、必ず、すぐにレスポンスをくれる。そうした細かい対応を見ていても、やはり信頼できるなと感じていました。
また、重要なのは、セキュリティ面での専門性です。Wi-Fiの不正アクセス対策など、一般的にはなかなか気づきにくいリスクをNTT東日本は的確に指摘し、対策を提案してくれました。見えないところでの安全対策まで考えてくれる。こういった点は、通信のプロフェッショナルならではの強みだと感じています。店舗リニューアルを考えている方には、ぜひこうした専門家の意見を早めに取り入れることをおすすめします。
内山さん:特に昔から商売をされている方々は、新しいことには挑戦しづらい面があります。町内会などでもよく話題に上がるのですが、高齢者が増えて、デジタル化への対応に二の足を踏むケースが多い。そんな方々にこそ、メールや電話だけでなく、直接足を運んで丁寧に説明してくれる担当者の存在は心強いと思います。通信だけでなく、いろいろと「おまかせ」できるのは、商売をする側にとってありがたいですし、頼みやすい。デジタル化というと、それだけで敬遠しがちな方々にも、ぜひこうしたサービスがあることを知ってほしいですね。
最後に、今後の夢をお聞かせください。
内山さん:この恵比寿の土地への愛着が非常に強いんです。単に店舗の売上を伸ばすということだけでなく、恵比寿の街全体を盛り上げていきたいという思いがあります。世代交代をうまく進めながら、店も街も、どんどん活性化していってほしい。そのために、伝統は守りながらも、時代に合わせた進化は必要だと考えています。今回のリニューアルも、そうした思いの表れです。
本日は貴重なお話をありがとうございました。
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