ホームページを作成する4つの方法!作り方別メリットデメリットも解説

公開日:2024.09.25

ホームページを作成する4つの方法!作り方別メリットデメリットも解説

この記事で
わかること

  • ホームページ作成に必要なサーバー・ドメインの基本知識
  • 一般的なホームページ作成方法
  • 作成方法別のメリット・デメリット

目次

企業や店舗経営において、ホームページの作成・開設は欠かせません。しかし、「ホームページの作り方がわからない」と悩んでいる企業担当者や店舗経営者もいるでしょう。この記事では、ホームページを作成する4つの方法と、それぞれのメリット・デメリットを解説していますので、ぜひご覧ください。

なお、ホームページの作成費用については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

集客・売上拡大を課題としている中小企業の方、個人事業主さま必見!

1.企業のホームページ作成・開設状況

まずは、総務省が報告した「令和5年 通信利用動向調査報告書(企業編)」を参考に、企業のホームページの作成・開設状況を見てみましょう。

ホームページの解説状況(時系列、産業分類別)

出典:「総務省|令和5年 通信利用動向調査報告書(企業編)」
   (https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR202300_002.pdf)

調査結果によると、2023年の全産業におけるホームページ開設率は93%であることがわかりました。業種を問わず、ほとんどの企業がホームページを持っている状況です。

ホームページの解説状況の推移(従業者規模別)

出典:「総務省|令和5年 通信利用動向調査報告書(企業編)」
   (https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR202300_002.pdf)

さらに、従業員規模別でホームページの開設状況を見ると、2023年では規模の大きさを問わず9割以上の企業がホームページを開設していることが判明しました。

この調査結果から、現代においてホームページは事業を営むうえで、必須のツールとなっているといえます。

企業経営者や店舗経営者のなかには、「自社の従業員数は、100人に満たない小規模だから関係ない」と考える方もいるかもしれません。しかし、調査対象となったほとんどの企業がホームページを持っているということは、消費者はどの企業にもホームページがあると当然のように期待していると考えられます。またデジタル社会では、実際に企業の商品や店舗のサービスを利用する前に、消費者はホームページなどのオンライン情報をチェックする傾向にあります。

つまり、100人に満たない小規模な企業や店舗、それがたとえ1人や2人の規模であったとしても、ホームページの作成はもはや不可欠になっているといえます。

売上拡大に向けたホームページ作成なら「Nにおまかせ!」

詳しくはこちら

2.ホームページ作成に必要なサーバーとドメイン

ホームページづくりを家づくりに例えた図

ホームページ作成には、サーバーとドメインが必要です。ホームページに掲載するデータを会社のパソコンからサーバーにアップロードし、そこに保管します。閲覧者は取得したドメインにアクセスして、サーバーにある情報を参照する仕組みです。

ホームページづくりを家づくりに例えると、サーバーとドメインは、以下のように示せます。

  • ホームページ…家
  • ドメイン…住所
  • サーバー…土地

ここからは、ドメインとサーバーについて紹介します。

ドメイン

ドメインは、インターネット上の「住所」といわれており、独自ドメインと共有ドメインの2種類があります。

<ドメインの種類>

独自ドメイン…https://www.◯◯◯.co.jp
共有ドメイン…https://www.◯◯◯.XXX.com

独自ドメインは、「◯◯◯」に好きな文字列を設定できるため、企業ホームページには独自ドメインがおすすめです。一方、共有ドメインには「XXX」の箇所に決まっている文字列(レンタルサーバー事業者などのドメイン名)が入ることになり、変更ができません。

それぞれのメリット・デメリットは次のとおりです。

横にスクロールします

  メリット デメリット
独自ドメイン
  • SEO対策※がしやすい
  • 永続的な利用が可能
  • ドメイン名とメールアドレスを統一して取得できる
  • 定期的な更新があり、管理し続けなければならない
  • 取得や維持に費用がかかる
共有ドメイン
  • 無料で利用できる
  • 簡単に使い始められる
  • 他社の広告が表示される
  • 決まっている文字列が入る
  • サービスの提供が終了すれば使えなくなる

※SEO対策:Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを入力した際に、自社のウェブサイトが上位に表示されるよう施策を練ること。一般的に、共有ドメインより「co.jp」などの独自ドメインの方が、検索エンジンからの評価が高くなる傾向にある。

サーバー

サーバーは、家づくりに例えると「土地」に該当します。ホームページに掲載するすべてのデータを保存する場所です。家を建てるには土地が必要となるように、ホームページの作成にはまずサーバーを用意します。

サーバーには、自社サーバーとレンタルサーバーの2種類があります。中小企業がホームページを作成する場合、レンタルサーバーを選択するケースがほとんどです。

以下の表で、それぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

横にスクロールします

  メリット デメリット
自社サーバー
  • 設定の自由度が高いため、自社に合ったセキュリティの仕組みを構築できる
  • 社内システムとの連携がスムーズ
  • 運用や保守能力のある人材を確保する必要がある
  • 初期費用が高くなる場合がある
レンタルサーバー
  • 初期費用や月額費用が比較的安い
  • 専門知識がなくても使いやすい
  • 設定を自由に変えられない
  • 外部のシステムと連携しにくい

自社サーバーは、一からサーバーを構築する必要があるため、専門知識を保有する人材の確保が求められます。しかし、カスタマイズの自由度の高さや、社内システムとの連携が取りやすいなど、自社サーバーならではのメリットもあります。

一方、レンタルサーバーは、事業者が管理しているサーバーを借りて利用します。事業者側があらかじめ構築したサーバー環境を利用するので、サーバーやネットワークの専門知識がなくても、画面上での簡単な設定や公式のFAQを参照しながら導入できる点が魅力です。

3.店舗・会社のホームページの4つの作り方

店舗や企業のホームページの作り方として、以下の4つが挙げられます。

  • ホームページ作成ツールを使って自社で作る
  • CMSを使って自社で作る
  • HTMLやCSSを使って自社で作る
  • Web制作会社に外注する

ここからは、上記4つの概要と、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

ホームページ作成ツールを使って自社で作る

ホームページの作成方法として、ホームページ作成ツールを利用する方法が挙げられます。

ホームページ作成ツールとは、プログラミングの知識がなくてもホームページを作成でき、公開できるサービスのことです。レンタルサーバー、ドメイン、ホームページがパッケージになっているため、初心者でも比較的簡単にホームページを作成できます。

以下では、ホームページ作成ツールを活用するメリット・デメリットをまとめます。

横にスクロールします

メリット デメリット
  • 専門的なホームページ制作の知識やスキルがなくても扱いやすい
  • 豊富なテンプレートが用意されている
  • 単純な操作でホームページを作成できる
  • 無料で使えるツールもある
  • 広告が表示される
  • 独自ドメインが利用できない
  • デザインやテンプレートの数に制限がある

ホームページ作成ツールを使って無料で作成するデメリット

ホームページ作成ツールのなかには、ホームページを無料で作成できるものもあります。しかし、店舗や企業のホームページとして作成し、公開する場合には無料での作成はおすすめできません。

その理由として、以下の3つが挙げられます。

  • 広告が表示される
  • 独自ドメインが利用できない
  • デザインやテンプレートの数に制限がある


ホームページに自社とは関係のない広告が表示され、さらにドメインに会社や店舗名以外の名称が表示されると、信頼性が低下してユーザーが離脱してしまう可能性があります。

また、デザインやテンプレートに制限があるため、思い描いていたホームページの作成が難しいケースも少なくありません。そのため、企業や店舗の場合は無料版のツールはなるべく避けて、有料版の利用や外注する方法が推奨されます。

WordPressなどのCMSを使って自社で作る

WordPress(ワードプレス)などのCMSもまた、コーディングの知識がなくてもホームページを作成できる無料ツールの一つです。

CMSとは「Contents Management System:コンテンツマネジメントシステム」の略で、ホームページに掲載するデザインやテキスト、画像などを一元管理するシステムのことです。CMSではテンプレートも利用でき、自社でカスタマイズして制作することも可能なため、ホームページのデザインに統一感を持たせることができます。

ホームページ作成ツールとの違いとしては、レンタルサーバーやドメインはパッケージに含まれておらず、別途用意する必要がある点が挙げられます。

以下で、CMSのメリット・デメリットを見てみましょう。

横にスクロールします

メリット デメリット
  • プログラミングの知識や専門的な制作スキルがなくても、ホームページを作成できる
  • テンプレートからデザインを選んで統一感を出せる
  • CMSによっては、初心者でも扱いやすい
  • CMSのなかには無料で提供されているものもある
  • 不正アクセス防止のため、情報セキュリティ対策が必要
  • サーバーとドメインの設定に手間がかかる
  • テンプレートを使用する場合はプログラミングの専門知識は必要ないが、CMSの管理画面に慣れるまで時間がかかる可能性がある

HTMLやCSSを使って自社で作る

社内にコーディングの知識やスキルを持つ人材がいる場合、HTMLやCSSを使って、ホームページを自作する方法もあります。

HTMLとCSSの概要は、次のとおりです。

  • HTML…ホームページ内のコンテンツにおける基本的な構成を記述するための言語
  • CSS…ホームページ内のコンテンツに装飾を施すための言語

以下では、HTMLやCSSを活用してホームページを作成するメリット・デメリットについて紹介します。

横にスクロールします

メリット デメリット
  • ツール依存のシステム不具合が突然起こるリスクが少ない
  • デザインの自由度が高いホームページを作成できる
  • 自社で制作する場合は、外注費用がかからない
  • HTMLやCSSなど、専門的なスキルが必要
  • 一からホームページを作成することになり、時間がかかる
  • コードを書くためのテキストエディタ、ファイルをサーバーにアップロードするFTPソフト(※)など、開発環境を自身で用意する必要がある

※ FTPソフト:サーバーにHTMLや画像などのファイルを転送するためのソフト。

Web制作会社に外注する

日々の業務が忙しく、自社で作成する時間が取れない場合は、Web制作会社に外注するのも一つの方法です。

Web制作会社に依頼すると、プロが制作するため、自社でホームページを作るよりもクオリティの高いものが出来上がるでしょう。またWeb制作会社によっては、ホームページの作成だけでなく、作成前の企画から運用まで依頼できる場合があります。

以下の表で、Web制作会社に外注するメリット・デメリットを見てみましょう。

横にスクロールします

メリット デメリット
  • ホームページの企画から制作、運用まで依頼できる場合がある
  • 自社で作成するより、希望に沿った、質の高いオリジナルのホームページに仕上がりやすい
  • 専門スキルを保有する人材を社内に確保する必要がない
  • 制作費用がかかる
  • 自社に合う制作会社選びに難航する可能性がある
  • ホームページに求める要件にもよるが、外注費用が数十万円、あるいは数百万円かかることもある

4.ホームページ作成にはWeb制作会社への依頼がおすすめ

ここまで、4つのホームページ作成方法を紹介しましたが、「結局、どれを選べばいいのだろう」と悩む方も少なくないでしょう。

結論から述べますと、日々の業務に忙しくてホームページの作成に時間が取れない店舗や中小企業においては、Web制作会社への依頼がおすすめです。社内や店舗内のみで対応するよりも、効果的なホームページに仕上げることが可能です。

Web制作会社を選ぶ際には、公開後に自社で十分に運用できるかどうかも確認しましょう。
理想のホームページが出来上がったとしても、ホームページには継続的な更新や改善が不可欠です。公開後に「レイアウトが見づらい」「テキストが多くて視認性が低い」「導線が整っていない」などの課題が見つかっても、自力では対応しきれない可能性があります。

そのまま放置しておくと、せっかく公開してアクセスが発生しても、ユーザーの離脱原因になりかねません。ホームページは制作して終わりではなく、より多くの人に再訪してもらえるよう、使いやすく魅力的なものにアップデートしていくことが重要です。

売上拡大に向けたホームページ作成なら「Nにおまかせ!」

詳しくはこちら

5.まとめ

今回は、事業や飲食店で欠かせない、ホームページの作成について詳しく解説しました。

ホームページの作成方法には主に4つあり、なかには専門的な知識やスキルがなくてもホームページを開設できる手段もあります。しかし、「理想のホームページを社内で作成するのは難しい」「開設できたとしても、運用する時間がない」と悩む方も少なくないでしょう。

そのような課題解決につながるのが、Web制作会社に外注する方法です。プロにホームページの作成を依頼できるため、集客につながるホームページが期待できます。

ホームページの作成は「Nにおまかせ!」にご相談ください。企画から制作、運用のすべてを専門スタッフがサポートいたします。必要に応じて、問い合わせフォームや予約機能、見積依頼機能などもホームページに含めることも可能です。

集客・売上拡大を課題としている中小企業の方、個人事業主さま必見!