【簡単7ステップ】ランディングページ(LP)の作り方|構成やコツも解説

公開日:2025.04.23

【簡単7ステップ】ランディングページ(LP)の作り方|構成やコツも解説

この記事で
わかること

  • ランディングページの定義、ホームページとの違い
  • ランディングページの作り方、構成
  • ランディングページのメリット・デメリット
ランディングページ(LP)は、商品やサービスを効果的に訴求し、顧客にアクションを促すことに特化したページです。正しい作り方を理解し、ポイントを押さえることが成功の鍵となります。

この記事では、ランディングページの作り方や基本構成について解説します。制作の際に役立つおすすめのサービスも紹介するため、これからランディングページを作成したいと考えている企業担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

目次

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1.ランディングページ(LP)の作り方

ランディングページを制作する際は、以下に挙げる7つのステップで進めるのが効果的です。

  1. 目的を決める
  2. ターゲットを設定する
  3. 構成(ワイヤーフレーム)を作成する
  4. コンテンツやキャッチコピーを制作する
  5. デザインする
  6. 実装する
  7. 公開する

それぞれの手順について解説します。

STEP1.目的を決める

まず、ランディングページを制作する目的を明確にしましょう。「認知拡大を図りたい」「売上を伸ばしたい」「資料のダウンロードを促したい」など、具体的な目的があると構成やコンテンツの方向性が定まります。

最初に目的を設定しておかなければ、制作段階でデザインや文章の一貫性が失われ、結果的に成果が得られない恐れがあります。制作前のタイミングで「何を達成するためのページなのか」を明確にし、チームで共有しておくとよいでしょう。

STEP2.ターゲットを設定する

目的が決まれば、ターゲットを設定しましょう。ターゲットは商材の特性や流入経路をもとに考え、ランディングページを訪れる可能性の高いユーザー層を具体的に想定します。

また、性別・年齢・職業などの属性から「ペルソナ※1」を設定するのも大切です。たとえば、30代のビジネスパーソンをターゲットとする場合には、以下のように具体的な人物像を作り込みましょう。

  • 年収500万円前後
  • 首都圏在住
  • 既婚(子1人)
  • 通勤時間が長め
  • Instagramを利用 など

ペルソナを設定することでユーザーニーズをより明確に把握でき、訴求力の高いランディングページを制作するための基盤が整います。

※1 ペルソナ:商品やサービスのターゲットとなる典型的な顧客像

STEP3.構成(ワイヤーフレーム)を作成する

目的とターゲットが決まれば、ランディングページの構成(ワイヤーフレーム)を作成します。構成は、ユーザーの行動を意識した以下のストーリー展開で作成するのがポイントです。

  1. 共感:ユーザーの課題や悩みに共感する要素を提示
  2. ベネフィット:商材やサービスがもたらすメリットを提示
  3. 実例:導入事例や具体的な成功体験を紹介
  4. お客さまの声:ユーザーの信頼を高めるレビューや感想を紹介
  5. クロージング:行動を促す明確な提案や特典を提示

また、CTA※2の配置場所を明確にし、ユーザーが迷わずアクションを起こせるよう設計しましょう。詳細は記事の中盤で解説します。

※2 CTA:Call to Actionの略称。購入ボタンや誘導リンクなど、ユーザーに特定の行動を促す「行動喚起」の要素

STEP4.コンテンツやキャッチコピーを制作する

構成が固まれば、キャッチコピーや商品説明のテキスト、メインビジュアルの画像など、具体的なコンテンツの制作に取りかかりましょう。ランディングページの成否を左右するコンテンツやキャッチコピーの制作は、ターゲットニーズに応じた魅力的な表現が鍵となります。

とくに重要なのは「ファーストビュー」です。訪問者が最初に目にするこの部分は、ターゲットが抱える悩みやニーズをしっかり分析したうえで作成する必要があります。制作の際は、目を引くビジュアルと訴求力の高いキャッチコピーを組み合わせることで、ページへの興味を引きつける効果が期待できるでしょう。

STEP5.デザインする

コンテンツが完成したら、デザインを考えましょう。デザインは、ランディングページの印象を決定づける重要な要素です。ターゲット層とブランドイメージを意識し、全体の配色やレイアウトを選定していきます。

たとえば、若年層向けのアパレルブランドならトレンドカラーや動きのあるデザインが適しており、高級住宅の場合は落ち着いたトーンや洗練されたレイアウトが信頼感を与えると考えられます。

また、パソコンとスマートフォンでの見え方が異なる点にも注意が必要です。デバイスに応じてレイアウトや表示を最適化するレスポンシブデザインを取り入れ、どのデバイスでも快適に閲覧できるページを作成しましょう。

STEP6.実装する

デザインが確定次第、実際にランディングページをコーディングして実装しましょう。実装方法には、以下の3つの選択肢があります。

  • ランディングページ制作のサービスを利用する
  • WordPress※3を活用する
  • 制作会社に依頼する

公開後にPDCA※4を回しながら改善を続けることを視野に入れ、運用しやすい環境を整えることが大切です。更新の手間を軽減しつつ柔軟にページを変更できる仕組みを整えることで、運用効率を高められます。

なお「ランディングページ制作のサービス」の詳細は、記事の後半で解説します。

※3 WordPress:Webサイトやブログを簡単に構築・管理できるCMS(コンテンツ管理システム)の一種

※4 PDCA:業務やプロセスを改善するためのサイクル「Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Act(改善)」の略称

STEP7.公開する

ランディングページが完成したら、いよいよ公開です。公開後は、コンバージョン率※5や離脱率※6をアクセス解析ツールなどで計測し、効果を検証しましょう。

検証結果に基づき、ページの改善を継続的に行うことで、ランディングページの成果を最大化できます。

※5 コンバージョン率:訪問者のうち、購入や問い合わせなどの目標を達成した割合

※6 離脱率:訪問者のうち、そのページでサイトを離れた割合

2.ランディングページ(LP)の基本構成

ここからは、ランディングページの制作において、押さえておくべき基本構成について解説します。

ランディングページ(LP)の基本構成

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ランディングページの構成 構成要素
ファーストビュー
  • キャッチコピー
  • サブキャッチコピー
  • メインビジュアル
  • CTAボタン など
ボディー
  • 共感を促すストーリー
  • 商材の紹介、メリットや効能
  • 導入事例
  • 利用者の声
  • よくある質問
  • CTAボタン など
クロージング
  • キャッチコピー
  • CTAボタン
  • 申し込みフォーム など

ファーストビュー

ファーストビュー

ファーストビューは、ユーザーの第一印象を決定づける要素です。この部分でユーザーの関心を引きつけられなければ、ページから離脱されるおそれがあります。

ファーストビューでは、メインビジュアルやキャッチコピー、サブキャッチコピー、CTAボタンなどを配置し、伝えたい情報を簡潔かつ魅力的に表現することが大切です。ここでの訴求が成功すれば、ユーザーは自然にページをスクロールするため、次の行動につながる可能性が高まります。

とくに重要なのは、ターゲットニーズを的確に捉えた内容を盛り込むことです。さらに、CTAボタンを視認性の高いところに配置し、色や形状を工夫してユーザーが迷わず行動を起こせる設計も心がけましょう。

ボディー

ボディー

ボディーは、ユーザーの興味を引き、共感を促しながら「買いたい」「知りたい」という意欲を高める役割を果たします。このセクションでは、以下の要素を一貫したストーリーで構成することが大切です。

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目的 構成要素
興味関心の喚起
  • 共感を促すストーリー
  • 商材の紹介、ベネフィット など
エビデンスの提示と説得
  • 実績
  • 導入事例 など
信頼の獲得
  • 利用者の声
  • サービス利用の流れ
  • よくある質問(FAQ)など

まず、共感を促すストーリーや商材のベネフィットを提示し、ユーザーの関心を引きつけましょう。次に、実績や導入事例を紹介し、サービスや商品が効果的であることを納得してもらいます。最後に、FAQや利用者の声を掲載して不安や疑問を解消し、信頼感を高める流れです。

ボディーは単なる情報の羅列ではなく、ユーザーの心理に寄り添ったストーリーとして展開することが求められます。このような構成により、ユーザーをスムーズに行動へと導く効果が期待できます。

クロージング

クロージング

クロージングは、ユーザーに契約や問い合わせといった具体的な行動を促すための要素です。キャッチコピーやCTAボタン、申し込みフォームを中心に構成され、コンバージョンを後押しします。

たとえば「今だけ限定!」「初回購入50%オフ」といった特典を提示することで、行動意欲を高める効果が期待できます。また「30日間返金保証」など、安心感を与える情報を加えれば、ユーザーが抱く不安を払拭することにもつながるでしょう。

ここで重要なのは、押し売り感を避けることです。ユーザーにとってのベネフィットを前面に押し出し、サービスや商品を利用することで得られる価値を強調しましょう。CTAボタンを目立たせるのはもちろん、申し込みフォームの入力項目を最小限に抑えるなど、ユーザーが手軽に行動を起こせる環境を整えることがポイントです。

3.ランディングページ(LP)を制作する方法

ランディングページを制作する方法は、おもに3種類あります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、自社の目的やリソースに合った方法を選ぶことが大切です。

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  メリット デメリット
LP作成ツールを使う
  • コーディング知識がなくても制作できる
  • テンプレートが豊富でスピーディーに制作できる
  • 制作コストを抑えられる
  • 他社と似たデザインになりやすい
  • オリジナル性が低く、ブランディングに不向き
WordPressで制作する
  • コーディング知識が少なくても制作できる
  • テーマや拡張機能のプラグインで柔軟にカスタマイズできる
  • SEO対策しやすい
  • サーバーや独自ドメインの準備が必要になる
  • テンプレート使用時はオリジナル性が低くなる
制作会社に依頼する
  • オリジナル性の高いページを制作できる
  • サービスによっては、構成作成や運用までサポートを受けられる
  • 費用が高額になりやすい
  • 構成案や原稿を求められる場合がある

LP作成ツールやWordPressを活用すれば、コーディングの知識が少なくてもランディングページを制作できます。ただし、これらはテーマやテンプレートを使用して制作するため、デザインのオリジナル性が乏しくなる点がデメリットです。

一方、制作会社に依頼すれば、オリジナル性の高いデザインを実現できますが、その分費用が高額になりやすい傾向があります。それぞれの方法のメリットとデメリットを比較し、自社の状況や目的に適した選択をすることが大切です。

4.ランディングページ(LP)制作なら「Nにおまかせ!」

ランディングページの制作を検討するなら、Web集客をトータルでサポートする「Nにおまかせ!」にご相談ください。ここでは、「Nにおまかせ!」のサービスの特長を紹介します。

Web集客をトータルサポート!

「Nにおまかせ!」は、ランディングページへの集客効果を高めるため、以下のようなサービスを提供しています。

  • SNS運用代行
  • 動画制作
  • メルマガ代行
  • Web広告
  • ホームページ制作

Web集客戦略の立案から運用、効果測定までをまるっと任せていただける点が特長です。また、リーズナブルな価格設定も魅力で、複数のプランから選べるため、企業の規模や目的に応じて柔軟に対応できます。

各Web集客の改善実績豊富なプロが支援

「Nにおまかせ!」では、Web集客分野で豊富な実績をもつプロフェッショナルが支援を行います。サービス活用による成果の一例は、以下のとおりです。

  • Google広告の運用によるホームページ閲覧者数…60%増加※7
  • Instagramの運用代行によるSNS投稿表示数…166%増加※8 など

※7 2023年8月~12月に本サービスをお試しいただいた4社さまの平均値

※8 2024年5月~10月の間で、本サービスにて「Instagramの運用代行」をご利用されている3社さまの平均値

上記事例はあくまでも一例であり、すべてのお客さまについて同様の効果があることを保証するものではありません。

Web集客における豊富な知見を活かし、ランディングページの効果的な活用方法を提案します。制作から運用までを専任担当者が支援するため、Web集客に初めて取り組む企業でも安心してお任せいただけます。

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5.ランディングページ(LP)制作のポイント

最後に、効果的なランディングページ制作のポイントを確認しておきましょう。

ファーストビューにこだわる

ランディングページを制作する際には、ファーストビューにこだわることで、ページ全体の成果を大きく向上させることが期待できます。

ファーストビューは、ユーザーがスクロールを続けるかページを離れるかを判断する、ランディングページの「顔」といえる重要な領域です。実際、ランディングページのファーストビュー離脱率は60%以上ともいわれており、ここでユーザーの心をつかむことが成果を左右します。

ランディングページでは、商材の魅力を端的に伝えることが大切です。視覚的に訴求力のある画像や動画を活用し、商品の特徴や利点を短いコピーでわかりやすく表現しましょう。ターゲットの気持ちに寄り添うメッセージを添えることで、ユーザーの共感を引き出し、興味をもたせられます。

Web広告と連携することを考慮して制作する

ランディングページの効果を高めるには、Web広告との連携が欠かせません。広告から流入してきたユーザーが違和感を覚えないように、クリエイティブ(広告文やバナー)とランディングページの内容やトンマナ※9が一致していることを確認しましょう。

たとえば、広告で「期間限定の割引」を強調している場合、ランディングページのファーストビューでもその情報を目立つ形で伝える必要があります。また、バナー広告で使用したデザインや色使いをランディングページ内でも反映させることで、統一感をもたせられます。

※9 トンマナ:トーン&マナーの略。デザインや表現方法における一貫性を指す

公開後、PDCAを回して改善していく前提で制作する

ランディングページは作成して公開するだけではなく、公開後の効果検証と改善が重要になります。アクセス解析ツールやヒートマップを活用し、ユーザーの行動データをもとに改善ポイントを洗い出しましょう。

たとえば、CTAボタンの設置位置を変更したり、文言やカラーを調整したりすることで、コンバージョン率が向上する可能性があります。場合によっては、ファーストビューの見直しや商品説明の強化といった大規模な改善を検討する必要もあるでしょう。改善を重ねることで、より効果的なランディングページを構築できます。

6.まとめ

ランディングページを制作する際には、構成や作り方を理解し、ポイントを押さえることが重要です。これにより、ユーザーの関心を引きつけられる効果的なページを作成できます。まずは目的とターゲットを明確にし、ファーストビューや構成に工夫を凝らしたデザインを考えましょう。また、公開後もPDCAを回して改善し続けることで、成果を最大化できます。

とくに、Web広告やSNSと連携してランディングページを活用する場合、ランディングページは集客施策の中心的な役割を担います。しかし、効果的な制作や運用には専門的な知識・経験が求められることが多く、自社内だけで対応するのは難しい場合もあるでしょう。

ランディングページの活用やWeb集客にお悩みであれば、「Nにおまかせ!」にご相談ください。「Nにおまかせ!」では、SNS運用代行やWeb広告運用、データ分析など、集客に必要な取り組みをまるっとお手伝いすることが可能です。

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