公開日:2025.11.13

この記事で
わかること
目次
集客・売上拡大を課題としている中小企業の方、個人事業主さま必見!
SNS広告の特長や活用効果がこれ1冊でわかる!
「コスパよく成果を出すためのSNS広告 丸わかりガイドブック」
SNSマーケティングとは、企業や店舗、個人事業主の集客に関する課題に対応するためのマーケティング施策の一つです。企業や店舗、個人事業主が抱える集客の悩みの例として、以下が挙げられます。
このような課題がある場合には、主要なSNSを使った継続的な情報発信やSNS広告運用、インフルエンサーの活用、ソーシャルリスニングなど、SNSマーケティングの各種手法を用いることで、集客効果が期待できます。
SNSが注目されている理由として、現代社会におけるSNSの普及が挙げられます。
総務省の「令和6年 通信利用動向調査報告書(世帯編)」によると、過去1年間においてインターネットで利用した機能・サービスと目的・用途は、「SNS(無料通話機能を含む)の利用」が79.0%でトップとなり、「情報検索(天気予報、ニュースサイト、地図・交通情報などの利用)」(76.6%)よりも高いことがわかりました。
さらに同調査では、インターネットでSNSを利用する人の年齢階層別の割合は、13歳~64歳の各年齢層で8割以上と、比較的高い割合であることも明らかになっています。
また最近では、SNS上の口コミも消費者の購買活動に影響を与える大きな要素となっています。
このような背景から、企業や店舗、個人事業主はSNSを単なる情報発信の場としてだけではなく、消費者と関係を構築するためのマーケティングツールとして活用する必要性が高まっているといえるでしょう。

企業や店舗、個人事業主がSNSマーケティングを導入するメリットについて解説します。
SNSの多くは無料でアカウントを作成できるため、初期投資がほとんどかからない点が大きなメリットだといえます。
マーケティングのための予算をあまり使えない中小企業や店舗、個人事業主にとって、SNSは取り組みやすいWeb集客手段となるでしょう。
また、写真・動画といったクリエイティブの向上やハッシュタグ※1などの活用で、拡散されて多くのSNSユーザーに企業・店舗情報が届く可能性がある点もメリットだと考えられます。
※1 ハッシュタグ:SNSでキーワードを分類するために使われる記号「#」のこと。投稿がタグ化されてSNSのユーザーに見つけてもらいやすくなる。
SNSをうまく活用することで、消費者の購買プロセス全体にアプローチが可能です。消費者の購買プロセスの一例として、以下のような流れが想定されます。
たとえば、SNSで自社ブランドがインフルエンサーによって紹介されることで、まだブランドを知らないSNSユーザーも認知する可能性があります。そこからブランドの公式SNSフォローを促し、継続的に投稿や広告運用を行うことで、興味・関心が大きくなって購入につながると想定できるでしょう。
また、一度購入した顧客がリピート利用しない場合には、SNSに投稿されたリアルな声を調べることで、商品・サービスの改善点を抽出でき、ファン化促進に向けた新たな施策を打ち出せる場合もあると考えられます。
SNSで認知度が向上すると、検索エンジンで指名検索の増加も期待できます。指名検索とは、特定のブランド名や商品名、サービス名などのキーワードを入力して検索することです。
指名検索を行う人は、そのブランドなどに興味があり「より詳しく知りたい」または「購入したい」と関心を持っている可能性があり、購入意欲がすでに高まっている状態にあると考えられます。そのため、指名検索の増加は売上アップにもつながるといわれています。
SNSの投稿で独自の世界観を出すことができれば、ブランディングの向上につながるでしょう。
ブランディングは、ブランドの価値を高めるために必要です。ブランディングが向上すると、「◯◯といえば、あの企業」と消費者の頭に自然と思い浮かぶようになります。
SNS運用もブランドを形成する要素の一つで、SNSの投稿でブランドのロゴやカラー、ストーリーなど世界観を統一することでユーザーの共感を生み、ブランディング効果が期待できます。
企業や店舗、個人事業主がSNSマーケティングを導入するデメリット・注意点を解説します。
SNSは情報拡散力があり、短期間で多くの人に企業や店舗、個人事業主の商品・サービスを知ってもらえる可能性がありますが、その一方で炎上リスクもあります。意図せず不適切な発言をしてしまい、それがネガティブな話題になるとブランドイメージの低下につながる恐れがあります。
せっかく獲得した顧客やファンが離れてしまうこともあるため、投稿内容を事前にチェックして、言葉遣いや写真・動画内容に気をつける必要があるでしょう。
SNSマーケティングを実践すると、担当者に運用負担がかかる可能性も考えられます。
たとえば、定期的な投稿作成やスケジュール管理、コメントやDM対応、トレンドの把握、効果測定など、多くのタスクが発生します。別の仕事と兼務している場合には、負担が大きくなることもあるでしょう。
そこで、運用体制を整え、外部パートナーへ依頼することも検討してみるのがおすすめです。
専任担当者がSNSの企画から運用、効果測定まで対応!「Nにおまかせ!」
詳しくはこちらSNSマーケティングを実践するにあたり、各プラットフォームの特徴を把握しておくことが大切です。ここからは、SNSマーケティングに活用できる6つのプラットフォームを紹介します。
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| 種類 | 年代 | 国内の月間アクティブユーザー数 | 特徴 | 主な広告形式 |
|---|---|---|---|---|
| 10代~50代 | 6,600万人以上 ※2023年11月時点 |
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| X(旧Twitter) | 10代~40代 | 6,800万人以上 ※2025年5月時点 |
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| LINE | 全年代 | 9,800万人以上 ※2025年6月時点 |
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| 30代~50代 | 2,600万人以上 ※2019年3月時点 |
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| TikTok | 10代~20代 | 3,300万人以上 ※2024年11月時点 |
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| YouTube | 全年代 | 7,370万人以上 ※2024年5月時点 |
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※本表の掲載内容は最新情報ではない場合があります。
Instagramは写真や動画を用いて視覚的に訴求できるSNSで、男性よりも女性の利用率が高い点が特徴です。10代~50代と幅広い年代で利用され、企業や店舗、クリニックなど、さまざまな業種で宣伝のためにも活用されています。フルスクリーンで写真や動画が表示される形式で、見る人の印象に残りやすいと考えられます。
また、Instagram内で配信される主な広告形式として、写真広告、動画広告、ストーリーズ広告などが挙げられます。通常の投稿に溶け込むように表示されるため、ユーザーから受け入れられやすいでしょう。
X(旧Twitter)を利用している主な年代は10代~40代で、とくに若い世代に人気のSNSだといえます。拡散力が高く、商品・サービスの認知拡大や購入促進が狙えるでしょう。投稿がリポスト(シェア)されると、いわゆる「バズる」状態となり話題が広がってニュースに取り上げられるケースも見られます。
また、画像や動画も投稿でき、有料会員になると長文のテキストで商品・サービスの訴求も可能です。広告形式は、画像広告、動画広告、カルーセル広告など幅広い種類があります。認知拡大を図りたい場合には、X(旧Twitter)の利用を検討してみるとよいでしょう。
LINEは全年代の9割以上が利用しているコミュニケーションツールです。企業や店舗、個人事業主はビジネス用LINEアカウントである「LINE公式アカウント」を無料で開設できる点も特徴です。LINE公式アカウントに登録してくれた顧客に対し、メッセージやクーポン、ショップカードなどのお得情報を配信できます。
また、画像・動画広告以外に、トークリストやLINE NEWSなど、さまざまなコンテンツに広告を出稿でき、多くのユーザーの目にとまる可能性が考えられます。
Facebookは、実名登録が原則となる信頼性の高いSNSで、若い世代よりも30代~50代の利用が比較的多い状況です。企業や店舗、個人事業主はビジネス用アカウント「Facebookページ」を無料開設でき、最新情報を発信したり、イベントを作成したりして集客ツールとして利用できます。
なお、FacebookとInstagramはどちらもMeta Platforms, Inc.が運営しており、「Meta広告マネージャ」にて、両方の広告運用をまとめて管理可能です。
TikTokでは短尺の縦型動画を配信でき、10代~20代が主に利用している点が特徴です。投稿の拡散力も高く、個人ユーザーだけでなく、企業や店舗、個人事業主も商品やサービスの認知拡大を目的に利用しています。
TikTokに出稿できる動画広告は、明らかにPRが目的であると受け入れられにくいため、共感されるようなコンテンツ制作がポイントとなるでしょう。
YouTubeは全世代で利用されている、影響力の大きいSNSだといえます。長尺と短尺の動画配信ができ、企業や店舗、個人事業主の商品・サービスの認知向上、購入促進、ブランディング向上、ECサイトへの誘導などが可能です。
また、YouTubeで広告配信を行うと短時間で多くのユーザーの目にとまる可能性があります。動画はテキストや画像よりも多くの情報を伝えられるため、高い訴求効果が期待できます。
ここでは、認知度向上からリピート化・ファン化の促進までの5つの購買プロセスを踏まえた、SNSマーケティングの活用方法について解説します。
企業や店舗、個人事業主の商品・サービスの認知度向上を図りたい場合には、インフルエンサーマーケティングがおすすめです。
インフルエンサーマーケティングとは、フォロワーが多く訴求力が高いインフルエンサーに、商品・サービスの使用感や正直な感想などをSNSで発信してもらい、認知拡大やひいては売上増加を図る手法です。
インフルエンサーはSNSを通じて多くのフォロワーと信頼関係をすでに構築しているため、正直なレビューはフォロワーに受け入れられやすく、SNS広告よりも自然に認知・購買につながる可能性があります。
ブランドに対する興味・関心の醸成には、SNS上でキャンペーンを実施するとよいでしょう。具体的には、以下のとおりです。
※2 キャンペーン実施に関するルールは各SNSが提示する利用規約により異なります。
キャンペーンを通じて顧客のリアルな声がSNSで拡散されれば、まだ顧客になっていないユーザーの興味・関心が大きくなると期待できます。
見込み顧客の興味・関心を醸成する方法として、企業アカウントの運用が挙げられます。
具体的には、定期的な写真や動画の投稿、最新情報の発信、コメントやDMの返信などが考えられるでしょう。一方的な発信だけでなく、フォロワーと相互コミュニケーションを図れる点がメリットといえます。
潜在顧客の購入促進には、SNS広告を運用するとよいでしょう。
SNS広告は、ユーザーのタイムラインに一般の投稿と溶け込む形で配信されるため、目にとまりやすい特徴があります。また、出稿時にユーザーの属性や興味・関心にあわせて細かくターゲティング設定が可能なため、商品・サービスに関心のありそうな人に広告を配信できます。
自社の商品・サービスに関心が高まった層に対し、キャンペーン広告や、期間限定セールの広告などを配信し、購入を促すのも効果的な活用方法の一つでしょう。
SNS広告の特長や活用効果がこれ1冊でわかる!
「コスパよく成果を出すためのSNS広告 丸わかりガイドブック」
リピート化・ファン化の促進には、ソーシャルリスニングの活用がおすすめだといえます。ソーシャルリスニングとは、SNSなどインターネット上の媒体から消費者の声を収集・分析し、マーケティング施策に反映する手法です。
自社の商品・サービスに関するポジティブまたはネガティブな意見を抽出することで、リピート化・ファン化を促進するためのヒントがわかる可能性があります。

SNSマーケティングに取り組み始めても、うまくいかないケースもあります。ここでは、その原因と対策を紹介します。
SNSアカウントを開設し、投稿すること自体が目的となっている場合、途中で行き詰まってしまう可能性があります。
本来のSNSアカウントの運用目的は、集客力のアップや売上増加、ブランド認知の拡大などで、SNS運用はそれを達成するための手段の一つです。そこで、定期的に運用内容を振り返り、成果につながっているかを確認することが重要です。
SNSは企業や店舗、個人事業主のマーケティング戦略における施策の一つです。Web上で自社や店舗の存在を高めるには、ホームページやブログの運用、Google ビジネス プロフィールの活用など、さまざまな手法を組み合わせる必要があります。
たとえば、SNSで自社について知った顧客が実店舗を訪れる際、Google マップで場所を事前に確認し、口コミや営業時間など詳細情報をチェックすることがあるでしょう。しかし、Google マップ検索で表示されるGoogle ビジネス プロフィールの情報が整備されておらず、そこにリンクされたホームページの情報が古いと、せっかく興味を持ってもらえても来店につながらない可能性があります。
そのため、SNS単体を考えるのではなく、ホームページやGoogle ビジネス プロフィールなど、別のWeb施策と連携して導線を設計することが大切です。
企業や店舗の人手不足で、さらにSNS運用のノウハウも不足している場合、せっかくSNSを開設しても更新が滞ってしまうことがあるでしょう。
SNS運用は専門的な知識やマーケティング戦略の立案が必要で、人手やノウハウ不足の場合には効果が出ないことも考えられます。必要に応じて、外部の代行サービスの利用も検討してみるのがおすすめです。
SNSをマーケティングに活かして効果的に運用するには「Nにおまかせ!」へご相談ください。「Nにおまかせ!」は、ノウハウを持つ専任担当者がSNSの開設から企画・コンテンツ作成・投稿・運用をトータルでサポートするサービスです。
専任担当者が集客の目的やターゲット、方向性をしっかりと事前にヒアリングしたうえで、SNSアカウントの準備を行うため、SNSマーケティングやパソコンに詳しくなくても安心してご相談いただけます。
コンテンツの制作や投稿後、効果測定も行い、目的に応じた数値を集計・分析し、今後注力するコンテンツのアイデアをご提案いたします。また、Googleビジネス プロフィールにも対応し、オプションでWeb広告運用、メルマガ運用サービスなども支援可能です。
カフェや宿泊業、小売店など幅広い業種での支援実績もあります。「SNSの運用スキルが不足している」「投稿する時間がない」といった課題がある場合、以下のリンクからぜひ「Nにおまかせ!」にご相談ください。
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詳しくはこちらSNS広告の特長や活用効果がこれ1冊でわかる!
「コスパよく成果を出すためのSNS広告 丸わかりガイドブック」
ここからは、「Nにおまかせ!」が実際にご支援した企業さまの事例を紹介します。
ビジネスホテルのホテルニューオーテ様は、インバウンド集客のために海外向け発信としてInstagramを始めましたが、効果をあまり感じられず、社長自ら運用担当を行っていたため多忙で継続が難しいという課題に直面していました。
そこで、「Nにおまかせ!」を利用してSNS運用をアウトソーシングすることを決意。依頼後、定期的な発信も滞りなく行えるようになり、多言語翻訳のような手間のかかる作業も任せられるようになったといいます。
海外のお客さまにもアプローチできるようになり、問い合わせの獲得につながった事例です。
日本茶・和紅茶のECサイトを運営するHKS株式会社様は、「自社ブランドの商品を効果的にPRする方法がわからない」「SNSマーケティングが売上につながらない」という課題があったといいます。
そこで選んだのが「Nにおまかせ!」です。専任担当者による伴走支援で、SNS運用やマーケティングを学べる点が導入の決め手となりました。
SNSプロフィール画面のリニューアルや統一感のある画像加工、ハッシュタグ活用といったノウハウを採り入れたことで、導入1ヶ月でECサイトへのアクセス数が約450%の増加につながりました。
また、専任担当者がメールや電話で手厚くサポートしてくれたため、安心してお任せできたと高く評価されています。
※文中に記載の組織名・所属・肩書き・取材内容などは、インタビュー時点のものです。
※事例は一例であり、すべてのお客さまに同様の効果があることを保証するものではありません。
※お客さまから頂戴したご意見などをNTT東日本で編集したものです。
本記事では、SNSマーケティングの基本と実践のポイントについて解説しました。「顧客の購買プロセス」を踏まえ、どの段階の人にアプローチしたいのかを明確に定めて取り組むことがポイントです。
「ノウハウや人手が足りない」「SNSを開設したけれど、運用を継続できない」などのお悩みがある場合には、「Nにおまかせ!」へお気軽にご相談ください。お悩みのヒアリングからSNS運用の実践まで、専任担当者が手厚くサポートいたします。詳しくは、以下のリンクをご確認ください。
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