公開日:2024.10.16
この記事で
わかること
目次
店舗の集客方法にはさまざまな種類があるため、自社にとってどれが最適なのかわからない方も多いのではないでしょうか。自社に合う集客手段がわからない、集客効果が得られないなど、悩みは尽きません。店舗展開されている経営者の方なら、集客力を高めて売上を伸ばすことは目標の1つになるでしょう。
そこでこの記事では、店舗の集客方法をオンライン・SNS・オフラインに分けてわかりやすく解説します。自社にあった集客方法の選び方も紹介しますので、ぜひ自社に適した方法を試してください。実践することで集客力を高めましょう。
※本記事に記載の内容は2024年8月執筆時点の内容です。
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スマートフォンの普及によって、WebサイトやSNSなどを使ったオンライン集客がしやすくなりました。インターネットを使った集客は、これからの時代は必須条件になるでしょう。
そこで、ここではオンラインでの店舗集客方法について、さまざまな方法を紹介します。店舗集客のヒントとして、参考にしてください。
店舗Webサイトの運営は、オンラインでの集客の入り口になります。Webサイト上に店舗の特徴やメニュー・製品・サービスの紹介、 店舗へのアクセス情報などをまとめておき、お客さまに来店していただく流れを作ります。
最近では、Webサイトの制作から更新までをパッケージ化したサービスもあります。必要最低限の素材や原稿を用意するだけで、Webサイトの公開が可能です。このようなサービスは初期費用を抑えられるほか、更新費用や軽微な修正も高額にならずに依頼できるので、コストを抑えながらWebサイト運営を始められるでしょう。
Webサイトは作成するだけで終わりではなく、SEO(検索エンジン最適化)により、ターゲットキーワードで上位表示を狙うなどの対策も重要です。その場合は専門家に依頼することをおすすめします。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 | 無料~数百万円(依頼先やページ数などによって異なります) |
また、無料のWebサイト作成ツールも登場しているため、デザイン性が高いWebサイトも比較的容易に作成できるようになりました。短期間でWebサイトを公開したい場合にすぐ活用できるので、初心者にもおすすめです。ただしこのようなサービスは、有料プランに移行しないとページ数が増やせない、独自ドメインが使えないなどのデメリットもあります。集客のためにコンテンツページを増やしたり、店舗名をホームページアドレスに設定したりといった対応には向いていません。
継続して集客につなげるには、定期的な更新や最新情報をアップデートするなどの工夫も必要です。
ブログやオウンドメディアは、ためになる情報や魅力的なコンテンツの発信に利用します。ブログはWebサイトの一種ですが、自分の持つ情報をインターネット上に発信するのに特化したサービスのことを指します。有名インフルエンサーのブログなど、目にする機会も多いでしょう。
一方、オウンドメディアとは、企業が自社で保有するメディアのことを指します。製品・サービスを認知してもらい、より幅広い潜在顧客に接触する機会を持つことが可能です。店舗のWebサイトだけでは表現しきれない、「思い」がつまったコンテンツを配信することで、潜在顧客を顕在顧客・優良顧客(リピーター)に変えることも期待できるでしょう。
ブログもオウンドメディアも、ユーザーにとってためになる情報や魅力的なコンテンツを発信して、興味を持ってもらうには有効です。しかし、これらを使った集客は即効性が低く、また継続した運用が必要になります。
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効果が出るまでの期間 | 中長期 |
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対応難易度 | ブログ:低難易度 オウンドメディア:中難易度 |
費用相場 | [ブログ]
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[オウンドメディア]
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Webサイトで自店舗のメニューや製品・サービス情報などを発信する場合、ブログでは何を発信すべきなのでしょうか。ブログで発信すべき情報としては、Webサイトでは発信しきれない、スタッフからのコメントや製品の使い方、季節のメニューやメニュー開発の舞台裏などが挙げられます。ただし、読者の心をつかむ質の高いブログ記事を書くには手間と時間もかかります。また、効果が出るまでに時間がかかることも覚えておきましょう。
オウンドメディアも同様に、成果を出すには質の高い記事の作成が必要になるため、手間と時間がかかります。そしてブログもオウンドメディアも、「サイトをGoogleやYahoo!などの検索エンジンで上位表示させる」「SNSのいいねボタンで口コミを広げる」「問い合わせを増やす」などに有効で、ブログやオウンドメディアを運営していない競合店舗より有利に働きます。
「自社スマートフォンアプリ」とは、自社オリジナルアプリのことで、店舗やECサイトを利用するユーザーに対して提供されます。
アプリをインストールしてくれた顧客に対し、お得な情報やクーポンを配信したり、デジタルポイントカードを発行してポイントを付与したり、いろいろな使い方が可能です。
自社スマートフォンアプリは来店歴や購入歴のあるリピーターに効果的であり、高い集客や販促効果が見込めるでしょう。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 低~高難易度 |
費用相場 | [店舗アプリ作成サービスを利用した場合]
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[オリジナルアプリを開発した場合]
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Webサイトは、主にユーザーが情報収集することが目的であるのに対し、店舗アプリは店舗とユーザーの双方向コミュニケーションが可能な点に違いがあります。
また、自社スマートフォンアプリは情報更新が容易で、クーポンやセール情報をいち早く配信できます。前述したように、アプリ利用者にはリピーターが多いため、店舗の魅力やアプリ利用のメリットを訴求し、再来店を促して顧客の定着をめざしましょう。
「ポータルサイト」とは、Webサイト上の情報への「入り口」として機能するサイトを指します。レストランの予約やレビューができる「食べログ」、美容院の予約やレビューができる「ホットペッパービューティー」など、 1度や2度は利用したことがあるはずです。
実際に店舗を探しているユーザーがポータルサイトを利用するので、来店につながりやすいという特徴があります。
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効果が出るまでの期間 | 短期 |
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対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 |
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各ポータルサイトは、あらかじめ用意されたテンプレートに沿って登録するだけなので、初心者でも簡単に登録できます。しかし、競合他社も同じように登録している場合、「お客さまの取り合い」が生じることもあるでしょう。加盟店が多いポータルサイトでは掲載ページも多いので、上位プランを利用しないと検索上位に表示されず、結果的に埋もれてしまうというデメリットもあります。
※「食べログ」は、株式会社カカクコムの登録商標または商標です。
※「ホットペッパービューティー」は、株式会社リクルートの登録商標または商標です。
即効性を求めるなら、リスティング広告などのWeb広告を出稿し、集客する方法があります。リスティング広告とはGoogleやYahoo!などの検索結果画面の上部に表示される広告です。特定のキーワードが検索されることで上部に表示されるため、キーワードの設定が正しければ、ターゲットユーザーの目に留まりやすいでしょう。
また、リスティング広告では流入を狙うキーワードで出稿できるだけでなく、広告配信エリアも指定することが可能です。
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効果が出るまでの期間 | 短期 |
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対応難易度 | 中~高難易度 |
費用相場 |
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リスティング広告は、プロが運用するなら即効性を狙える可能性があります。すぐ結果がでることを期待して自らリスティング広告を始めても、簡単に結果が出ない場合も多いので、注意が必要です。
リスティング広告の一般的なクリック単価(広告1回クリックするごとに発生する広告掲載料金)の相場は、業界や商品によって異なります。またリスティング広告を広告代理店などに依頼する場合は、広告費用に加えて運用代行手数料がかかることも覚えておくとよいでしょう。
「Googleビジネス プロフィール」とは、Google検索やGoogleマップに、自分が運営する店舗などの基本情報を表示できる無料のサービスです。店舗や会社を探すユーザーに対して、検索された時に表示されるビジネス情報を自社で管理できるため、来店見込みが高いユーザーへ適切にアプローチできます。
Googleビジネス プロフィール、写真や動画、口コミなどの情報が充実すると、ユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。最近では、外出先でスマートフォンのGoogleマップから店舗を探すケースも増えています。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 |
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Googleビジネス プロフィールを作成し、常に最新情報を更新していくと、来店予定のある新規顧客を集客できるようになるでしょう。また、Googleビジネスプロフィールには、口コミ機能や投稿機能も備わっています。顧客が投稿した口コミに返信したり、定期的に商品やメニュー情報などを投稿したりすれば、既存顧客に対するツールとしても活用できるでしょう。
※「Google」「Google マップ」「Google ビジネス プロフィール」は、Google LLCの商標です。
ここではオンライン施策のなかでもSNSについて解説します。SNSでの店舗集客方法は、SNSの種類によっても利用層や表現方法が異なるので、それぞれの特徴を押さえておく必要があります。また、SNSは情報のアップデートが激しいので、運用する場合は、常に最新の情報を確認しておきましょう。
この章では、Facebook・X(旧Twitter)・Instagram・LINE・YouTube ・TikTokの集客方法をご紹介します。
※「Facebook」、「Instagram」は、Meta Platforms、 Inc.の登録商標です。
※「X(旧Twitter)」は、X Corp.の商標または登録商標です。
※「LINE」はLINEヤフー株式会社の商標または登録商標です。
※「YouTube」は、Google LLCの商標です。
※「TikTok」は、ByteDance Ltd.の商標です。
Facebookは、世界最大の実名登録制SNSです。現在、日本国内のユーザー数は公開されていないものの、2019年には月間アクティブユーザーが約2,600万人であると発表されていました。
一方で、2023年度の総務省情報通信政策研究所の調査※1によると、全年代のFacebookの利用率は減少傾向にあると発表されています。そのなかで、30代の利用率が46.5%と最も高く、次に多い年代が40代の38.2%であることから、比較的利用年齢層は高めの結果が出ました。
後述する他のSNSと比較すると10代の利用率は低いものの、20〜60代のビジネス層の利用が多いので、ビジネス用のSNSとして利用されることもあります。また店舗やサービスの広告媒体としても活用されています。投稿の種類は画像や動画以外にも複数あるため、店舗の告知や広告媒体として利用するのも良いでしょう。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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主な利用層 | 30代 46.5%、40代 38.2%、20代 27.6%、50代 26.7%、60代 20.2%、10代 11.4% (総務省資料より抜粋。年代別の利用割合、降順) |
対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 |
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「X」とは、世界での利用者数が3億人を超える匿名登録制SNSです。最近ではTwitterからXに改名したことでも知られています。日本では2008年から普及しはじめました。
Xの媒体資料によると、2024年の日本国内のアクティブユーザー数は6,700万人、平均年齢は37歳です。最も利用されている層は20代となっており、若年層の利用が多いイメージです。総務省の調査報告書※1によると、実際には40代でも約45%、50代でも約34%が利用しており、幅広い年齢層から広く利用されるSNSとなっています。
店舗のサービスや商品のターゲットが若年層であれば、相性が良いでしょう。スピード感のあるSNSとして、リアルタイムに情報を発信したい場合にもおすすめです。また、リポストによる「バズ」※2が起こる可能性があるのもXの面白い特徴です。
※1 参照 :「総務省|令和4年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」(https://www.soumu.go.jp/main_content/000887659.pdf)
※2 他のユーザーの投稿を自分のアカウントから再投稿することで、多くの人の注目を浴びることを指すネット用語。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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主な利用層 | 20代 74.8%、30代 55.5%、10代 54.3%、40代 44.5%、50代 31.6%、60代 21.0% (総務省資料より抜粋。年代別の利用割合、降順) |
対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 (ターゲットやその他の要素によって変動) |
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Xは匿名性が高く、投稿をシェアするためのリポスト機能があるため、他のSNSと比較しても高い拡散力があります。
面白い情報や価値がある情報などを用いてユーザーの共感を促したり、季節に沿った時事ネタを活用したりすることで、トレンド入りを狙うことも可能です。自店舗のツイートがトレンドタブに表示されれば、高い広告効果を得られるだけでなく、集客効果も狙えます。ただし、拡散性が高いため、不適切な投稿による炎上を起こさないように注意して運用しましょう。
「Instagram」は写真や動画に特化したSNSのため、アパレルやインテリア・おしゃれな飲食店・美容院などと相性が良く 、10代〜20代の女性ユーザーが多いという特徴があります。
写真やハッシュタグにこだわって運用することで、フォロワーを増やすことが可能になります。そして良い投稿を継続することで、新規フォロワーの獲得だけでなく潜在顧客への認知拡大につながり、最終的には高い集客効果が期待できるでしょう。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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主な利用層 | 20代 73.3%、10代 70.0%、30代 63.7%、40代 48.6%、50代 40.7%、60代 21.3%) (総務省資料より抜粋。年代別の利用割合、降順) |
対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 | 利用は基本無料(広告は有料) 広告費用の参考(以下は広告の課金形態と費用相場)
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上記でも述べたように、新規フォロワーを獲得するには良い投稿を継続する必要があり、時間がかかります。そのためInstagramは、長期的な視点で運用していくことが欠かせません。
成功している店舗のアカウントを見ると、写真のトーンアンドマナー※3に統一感があり、また投稿された画像や動画にアカウントのブランドがきちんと反映されています。投稿する前に、自社のアカウントをどのように見せたいのか、デザインの方向性を決めておくと良いでしょう。
※3 トーンアンドマナー:デザインの方向性を決めて、自社のイメージの一貫性・統一感を保つための手法やルールのこと。
「LINE」は10代〜60代以上まで幅広い年齢層が利用しているSNSです。年齢や性別に関係なく、広範なユーザー層にリーチできる点が最大のメリットです。2024年のLINEの公式発表では、LINE利用者は9,700万人に上り、日本の人口の約70%以上が利用していると発表されました。
LINE公式アカウントは、顧客に対して最新情報やクーポンを配信する、チャットでユーザーとコミュニケーションをとるなど、集客・販促ツールとして利用できます。
ビジネスに使う場合、3つの料金プランから選択できるようになっています。以下に料金プランを記載しましたのでご覧ください。
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効果が出るまでの期間 | 短期 |
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主な利用層 | 10代~60代まで幅広い年代に偏りなくユーザーが分布 |
対応難易度 | 低難易度 |
費用相場 | [LINEヤフー for Business]
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店舗を経営されているなら、友だち追加用のQRコードを用意しておき、店頭POPやポスターなどでLINE公式アカウントの告知をすると良いでしょう。
ユーザーからさらに信頼を得る方法として、「認証済アカウント」になるという方法があります。LINE公式アカウントには認証済アカウント・未認証アカウントの2種類があり、認証済アカウントは、審査をクリアした店舗でなければ取得できません。
認証済アカウントになると、「青色のバッジがつき、アプリ内の検索対象になる」「友だち集めに有効なツールを利用できる」「請求書決済が利用可能になる」「友だち追加広告が利用できる」「LINEアプリ内にアカウント情報やクーポンを掲載できる」など、さまざまなメリットが発生します。
「YouTube」は、Google社が運営する世界最大の動画共有サービスです。2023年のYouTubeの日本の月間視聴者数は、7,120万人を超えたと発表されました。それを裏付けるように、2024年の総務省情報通信政策研究所の報告書によると、10代から30代で90%以上が利用するメディアであることがわかりました。
YouTubeは、テキストや写真だけでは伝えられない魅力を届けるのに適しています。また、2021年に国内ではYouTubeショートの提供を開始したため、縦型動画の視聴も増加しました。
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効果が出るまでの期間 | 長期 |
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主な利用層 | 20代 98.2%、10代 96.4%、30代 94.7%、40代 89.0%、50代 85.3%、60代 66.2% (総務省資料より抜粋。年代別の利用割合、降順) |
対応難易度 | 中~高難易度 |
外注する場合の費用相場 |
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自社のYouTubeチャンネルを開設することで、動画を生かした来店促進が狙えます。テキストや静止画だけでは伝わらない店舗の雰囲気や魅力を、動画を通してよりリッチに訴求することができるでしょう。また一度、チャンネル登録をしてもらえれば継続的な接触が図れるため、潜在顧客に対して自社サービスを啓蒙することも可能です。
最近では、有名シェフが経営するレストランでもYouTubeを使って情報を発信する例が多く、飲食店には向いた集客方法だと言えるでしょう。また、動画はチャンネルに蓄積されるので、資産性が高いこともメリットになります 。
そして、近年のスマートフォンの発達により、専用機材を使わなくても十分な画質で動画を撮影できるようになりました。無料で動画編集できるアプリが登場しており、多額の費用をかけずにチャンネル運用することも可能です。
「TikTok」とは、15秒〜1分程度の縦型短尺動画を共有するSNSです。縦型動画を中心にしたSNSの先駆け的存在で、若年層を中心に人気があります。エンタメ系やお役立ち系 動画などが数多く投稿されており、現在でもコンテンツの幅が広がっています。
また、従来TikTokは若年層向けのSNSとして認知されており、2年前まで利用者層の平均年齢は「34歳」でした。最近では利用者の平均年齢が「36歳」に上昇するなど、少しずつ年齢層が広がっています。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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主な利用層 | 10代 66.4%、20代 47.9%、30代 27.3%、40代 21.3%、50代 20.2%、60代 11.8% (総務省資料より抜粋。年代別の利用割合、降順) |
対応難易度 | 低~中難易度 |
外注する場合の費用相場 | 利用は基本無料(広告出稿は有料)
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TikTokは、シンプルな操作性と15秒〜10分の短尺動画ということもあり、誰でも簡単に動画が投稿できるハードルの低さが魅力です。最初は音楽に合わせて口パクやダンスをする動画が拡散し、中高生の若者を中心にあっという間に人気のSNSになりました。
現時点では、他のSNSと比較すると店舗の集客ツールとしてはまだ発展途上ですが、日本最大のグルメサイト「食べログ」と連携するなど、今後も動向に注目したいSNSです。
自社に適した集客方法が選びにくいという方は「Nにおまかせ!」にご相談ください。
詳しくはこちらオフラインでの店舗集客方法とは、インターネットに頼らない方法で集客を指します。DMやチラシ、ポスティングや看板などによる告知が挙げられます。特性を理解した上で活用した場合、認知度を高めることも可能になるでしょう。
「DM(ダイレクトメール)」は、顧客に対して直接郵送し、来店のきっかけを作ることができます。また情報以外に試供品などを送ることも可能なので、新商品や認知拡大したい 商品を顧客に知ってもらえる良い機会になります。
自社の情報を確実にターゲットに届けられるというメリットがある一方で、郵送という特性上、すでにある程度の顧客情報を持つ店舗や企業での活用がおすすめです。DMの内容や目的に合わせて、ニーズが合う顧客に送付することで、高い集客効果が見込めるでしょう。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 低~中難易度 |
費用相場 |
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DMの費用は、主に印刷費と送料の2つです。数万通など数多く送る場合は、1通あたり数円違うだけで費用に差が出るでしょう。ネット印刷の利用で印刷コストを抑えたり、DM送付の専門代行業者に依頼したりしてコストカットを図ると良いでしょう。
折り込み・ポスティングチラシとは、新聞に折り込まれるか、郵便ポストに投函される広告チラシのことです。店舗の近隣住民へのアプローチなら、折り込み・ポスティングチラシが有効です。折り込み・ポスティングチラシを使った集客は、店舗の商圏(顧客が来店する可能性のある範囲)に絞ることができるので、狙った客層にダイレクトにアプローチできます。
チラシ1枚あたりの単価が比較的安いこともあり、大量配布しやすいという特徴があります。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 中難易度 |
費用相場 | 配布料金:A4B4サイズで3円前後、B3サイズ4円前後
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ちなみに、反響率は以下の計算式に当てはめて求めてください。
反響率=(チラシ反響数÷チラシ配布数)×100%
チラシの反響数は、来店予約や問い合わせ、サイトや公式SNSへの訪問などすべての反応をカウントしてください。たとえば折り込みチラシ1万枚を配布し、問い合わせが100件あった場合は、反響数は1%になります。なお、平均的な折り込みチラシの反響数は0.01〜0.3%以内とされているので、目安として覚えておくとよいでしょう。
商品の体験会や限定イベントといった、来店促進イベントを企画するのも1つの方法です。実際に商品を見たり、触ったりできるだけでなく、場合によっては使用感を確かめることもできるので、魅力を伝えるまたとない機会です。
季節に合わせたイベントや時間を限定したイベント、新メニューや新商品の告知イベントなど、さまざまな種類が想定できます。たとえば「開店10周年記念」などのイベントを開催すれば、来店頻度が落ちた既存顧客にも再アプローチが期待できます。目的やターゲット層にあわせて、イベントを企画してみましょう。
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効果が出るまでの期間 | 短期 |
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対応難易度 | 低~中難易度 |
費用相場 |
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具体的な店舗イベントは以下の例が挙げられます。
店舗イベントを失敗させないためには、集客したいターゲットをきちんと設定しておくことや、参加ハードルをなるべく下げておくことが重要になります。そして、参加メリットを十分に伝える工夫もしておきましょう。
「看板」は店舗の近くに設置することで、集客が期待できるシンプルな広告です。ブランドの世界観を表すデザインにすることで、ブランドイメージの確立やファンの獲得につながる可能性もあります。
そのほか、お店の存在を知ってもらう、具体的商品やサービスを訴求できる、通行人などの不特定多数に広く告知できるなどメリットは多いでしょう。また、最近ではデジタルサイネージ※4などで、より多くの情報を発信できるようになりました。
最適な設置場所は看板の表現内容によっても変わりますが、自店舗への流入を考え競合店の近くに配置するなど、設置には工夫が必要になるでしょう。
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効果が出るまでの期間 | 中期 |
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対応難易度 | 低~中難易度 |
費用相場 |
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看板は、設置場所の違いで6種類ほどに分けられます。
壁面看板や突き出し看板を設置する場合 、大きく費用を分けると看板制作費と設置費用がかかります。しかし屋上看板や建植看板、電柱広告などは、その場所が自店舗の敷地でない場合、広告看板として販売することを目的としています。そのため、広告制作費と設置費用に加えて、広告出稿料がかかりますのでご注意ください。
※4 デジタルサイネージ:デジタル技術を活用し、平面ディスプレイやプロジェクタなどに映像や文字を表示する情報・広告媒体のこと。
ここでは、自社にあった店舗集客方法の選び方について解説します。自社と相性の良い集客方法やエリアを絞った集客方法、分析のしやすさに注目した集客方法など、さまざまな角度から検討しましょう 。
集客方法を検討する際、店舗で集客したいターゲット層に的確にアプローチできる方法を選ぶようにしましょう。ターゲット層を曖昧にしたり、ずれたりすると、施策が無駄になることもあります。
たとえば60代以上をターゲットにした店舗なら、SNSを利用するよりDMや折り込みチラシなどのオフライン施策が有効でしょう。その年代であれば、DMや折り込みチラシを見慣れているので、目にしてもらえる可能性が高いかもしれません。
また、新規顧客を獲得したいのか、リピーターを獲得したいのかによっても適した方法は異なります。たとえばXは新規顧客獲得、Instagramは新規顧客とリピーター獲得の両方に有効です。
集客方法を検討する場合、店舗を利用してほしいのはどのような人なのか、店舗の魅力を訴求したいのはどのような層なのかを考え、ターゲットにあわせ慎重に選択しましょう。
業種やサービス内容にあわせて、集客方法を選ぶことも大切です。業種や業態によっても適した集客方法は異なるため、1つの集客方法だけを選択するより複数の方法を組み合わせることで、効果を得やすいこともあります。
以下は、今までご紹介した集客施策から一部抜粋し、相性の良い業種・サービスをまとめたものです。
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集客方法 | 相性が良い業種・サービス |
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Googleビジネス プロフィール | 美容室、飲食店など、第三者の口コミを参考にしたい業種・サービス |
ポータルサイト | 飲食、美容系、医療、不動産など複数の店舗から比較したい業種・サービス |
アパレル、インテリア、美容院などビジュアル要素を重視して選びたい業種・サービス | |
LINE公式アカウント | 実店舗ビジネス全般 |
DM | 実店舗ビジネス全般 |
折り込みチラシ | デイサービスなどターゲットの年齢層が高い業種・サービス |
たとえば飲食店の場合、Google ビジネス プロフィールに登録して確度の高いユーザーにむけ露出すると同時に、ポータルサイトにも広告出稿をするとより集客効果が見込めます。またイベントの告知は、XやLINE公式アカウントなどと連携させることで、短期的な拡散も期待できるでしょう。
美容室の場合、ポータルサイトに登録することで、サービスの情報だけでなくWebクーポンを発行することも可能です。ポータルサイトの予約システムも利用できるので、顧客側にとっても利便性が高いというメリットがあるでしょう。また、SNSに画像や動画を投稿することで、美容室のサービスや技術力をアピールできます。
どのような目的で集客したいのかを検討し、自店舗に合った施策を選択してみましょう。
効果的に集客したい場合は、商圏で絞れるアプローチ方法を選ぶようにしましょう。たとえば、イベントや折り込みチラシ・看板、Google ビジネス プロフィールやポータルサイトなどが該当します。
また、店舗周辺の顧客が利用するのか、または遠方のエリアから来店するのかによっても商圏は変わります。前者であれば、イベントやチラシを配ることが効果的な集客方法になるでしょう。後者であれば、エリアの縛りをなくし、Google ビジネス プロフィールやポータルサイトなど、不特定多数がアクセスできる情報を活用すると効果的です。
これから実施する集客方法に対して、効果測定がしやすいことも重要です。店舗集客施策は効果が出るまでに時間がかかるケースもあります。また、継続的に実施する必要があるので、施策の効果が分析できる方法を選ぶと良いでしょう。
たとえば店舗WebサイトやWeb広告、LINE公式アカウントなどのオンライン集客で、予約システムなどと連動しているものは効果計測しやすいのでおすすめです。
店舗集客を実施する場合は、店舗の強みや競合店舗との差別化ポイントを、わかりやすく言語化・ビジュアル化してアピールすることが大切です。
たとえば、飲食店であれば店舗限定のメニューを展開することで、競合店との差別化や自店 のオリジナル性を高めましょう。また、画像や動画をSNSなどに投稿することで、多くのユーザーの目に留まりやすくなります。
集客効果を高めるためには、複数の方法を組み合わせることが重要です。どれか1つの方法だけでなく、複数展開することで相乗効果を狙いましょう。
たとえば飲食店の場合、以下のようななかから組み合わせることをおすすめします。
また、小売業は飲食業に似た傾向があり、オンライン施策だけでなくオフライン施策も重要になります。たとえば小売店は以下のような中から組み合わせると良いでしょう。
雑貨や衣料品などを扱う店舗では、SNSの活用も効果的です。Xで新商品の紹介や入荷情報を発信し、InstagramやTikTokから商品の使い方を訴求するのも良いでしょう。それぞれのSNSの良いところを活用しながら、複数施策をおこなうことで、さらに高い集客効果が期待できるでしょう。
店舗の集客施策は、一度おこなえばそれで終わりではありません。施策の効果を確認するには、効果測定ができる方法を取り入れておくことが大切になるでしょう。WebサイトやSNSでは、オンラインで計測データを取得できるので、分析を効率的におこなうことが可能です。
たとえばWeb広告の場合は、改善しながら数か月以上継続するのが一般的です。限られた予算を有効活用するために、定期的に効果を分析し、改善していくことが重要です。
この記事では、店舗集客の施策についてさまざまな方法をご紹介しました。オンライン・SNS・オフラインのいずれも、ターゲット顧客にアプローチするために、数多くの方法が存在します。
また、店舗の業種や業態によっても、相性の良い施策が異なります。店舗のターゲットや業種・サービス内容にあわせたり、エリアや分析のしやすさで選んだり、さまざま点を考慮して集客施策を選びましょう 。
また集客施策は、どれか一つだけおこなえば良いというものではなく、複数取り入れることで高い効果が期待できます。
もし 「集客をプロに相談したい」という希望があれば、お気軽に「Nにおまかせ!」にご相談ください。長年地域のお客さまに寄り添って課題解決してきた知見を活かして、店舗集客をお手伝いします。課題やニーズにあわせて柔軟に対応しますので、ぜひ一度ご検討ください。
集客・売上拡大を課題としている中小企業の方、個人事業主さま必見!