ホームページへの集客方法おすすめ13選！効果を高めるコツ＆選び方を解説

ホームページへの集客を増やして、「認知度の向上や顧客獲得、売上創出などの効果につなげたい」と考えている中小企業や個人事業主の方も多いのではないでしょうか。

ホームページでは自社の情報を自由に発信できますが、制作して公開しただけではWeb上にただ存在しているだけの状態です。自社のホームページへのアクセス数を増やすためには、ホームページとターゲットとの接点を作り訪問を促す集客施策が欠かせません。

この記事では、自社のホームページへの集客を増やしたいと考えている中小企業や個人事業主の方に向けて、おすすめのホームページ集客方法について効果を高めるコツとともに紹介します。

また、集客方法を選ぶポイントについても解説しているため、「自社に合った施策を検討したい」とお考えの方はぜひ参考にしてください。

まずは、ホームページへの集客チャネルについて考えてみましょう。

集客チャネルとは、「ホームページに訪れた人が経由した媒体や経路」を意味します。ホームページへの主な集客チャネルとして、具体的には以下のようなものが挙げられます。

昨今では、SNSや動画プラットフォームなどのWebサービスが多数登場し、消費者や企業の購買担当者の情報収集行動が多様化しています。それに伴ってインターネットを利用したビジネスモデルの幅が広がっており、ホームページ集客のチャネルや手法にはさまざまなものがあります。

下図は、ホームページの集客方法のイメージ図です。検索エンジンやSNSといった集客チャネルから、各種施策を通して自社のホームページへと集客します。

集客方法によって特徴や料金体系は異なり、掲載や利用に費用がかかるものとそうでないものがあります。自社の集客目的や予算状況に適した方法を選ぶには、それぞれの手法について特徴を理解することが大切です。各種施策の特徴について、次の章で紹介していきます。

自社のホームページへ集客する方法について、13個の手法を紹介します。「即効性を求める場合におすすめの方法」と「広告や有料掲載に頼らない方法」の2つの観点から、おすすめのものをピックアップしました。

それぞれの方法について、「効果が出るまでの期間」「難易度」「費用相場」について、一般的な内容を以下の一覧表にまとめました。費用相場は掲載媒体などによって変動があるため、あくまで目安としてご参考ください。

それぞれの手法にかかるコストと、運用効果が出るまでの期間についてマッピングすると、下図のようなイメージとなります。

それぞれの施策について、集客効果を高めるコツとともに紹介します。

まずは、「コストをかけてでも短期間で集客したい」という場合におすすめの方法について、広告出稿や外部サイトへの有料掲載を中心に紹介します。

リスティング広告（検索連動型広告）とはWeb広告の一種です。検索エンジンで情報を調べているユーザーに対し、検索結果画面内にテキスト形式の広告を表示します。広告主は広告を表示させたいキーワードに対して、1クリックあたりに支払える金額（クリック単価）を入札し、掲載順位が変動する仕組みです。

例えば、渋谷で整骨院を営んでいるとしましょう。その場合、「渋谷　整骨院」などと具体的なキーワードで検索している人に、関連するテキスト広告を配信するよう設定できます。自社ホームページがオーガニック検索※1に上位表示していない場合でも、自社のビジネス領域に関心を持っている検索ユーザーに対してアプローチしやすくなる施策です。

審査を通過することで配信を開始できる即効性があり、結果を見ながら配信内容をリアルタイムで変更できる柔軟性もメリットです。

ただし、基本的にテキスト形式で表示される広告のため、バナー画像や動画などによる視覚的な訴求は難しいというデメリットがあります。また、同じキーワードで広告出稿している競合他社が多い場合には、入札単価が高騰し施策の費用対効果が悪くなる可能性もあります。

ディスプレイ広告とは、画像・動画などバナーを用いたWeb広告の一種です。

テキストだけでなく視覚的な訴求がしやすい点が特徴です。印象的なクリエイティブを利用することで、自社サービス・商品についてまったく知らないユーザーにも覚えてもらう効果を期待しやすくなり、認知拡大を図りたい場合に適しています。

しかしその反面、購入・利用を未検討のユーザーも数多く目にすることになるため、「問い合わせ」「予約」「購入」といった行動にはつながりにくい側面もあると考えられます。

SNS広告とは、SNS（X、Instagram、Facebook、YouTube、TikTokなど）を見ているユーザーに対して表示される広告です。テキスト形式だけでなく、画像・動画を用いて表現することが可能です。

一般の投稿と混ざってタイムラインに溶け込むように表示されるため、ユーザー視点では「広告枠」といった印象が弱まり、広告を見てもらえる効果が期待できるでしょう。そのため、まだ自社商品・サービスについてまったく知らないユーザーからの認知拡大を図りたい場合に適しているといえます。

しかし、ひと口にSNS広告といってもさまざまなプラットフォームがあるため、自社商品・サービスと親和性の良い媒体の選定はやや難しいです。ターゲット設定を誤ると「知ってほしい人に広告が届かない」といった事態に陥る可能性もあります。

また、SNSを使った店舗集客について詳しくは、以下の記事でも解説しています。

マスメディア広告とは、テレビ・ラジオCMや新聞・雑誌などに出稿する広告を指します。また、交通広告とは電車・バスの車内などに掲示する広告のことです。

マスメディア・交通広告は、広い範囲の人々に見てもらえる可能性が高まるため、認知拡大に向いている施策です。リスティング広告で出稿しているキーワードを載せて検索を促したり、WebサイトのQRコードを広告内に入れて目立たせたりすることで、ホームページへの集客効果も期待できるでしょう。

しかし、多くの人の目に留まる時間帯や場所に広告を打つ場合には、費用が高額になる傾向があり、場合によっては予算が数百万円以上にのぼることもあります。また、CM動画や広告クリエイティブの制作にもコストや時間がかかる場合が多いでしょう。

比較サイトとは、例えば、「引っ越し」「中古車買取」「宿泊施設」など、多数の企業が提供するサービスを掲載し、比較しながら紹介するWebサイトのことです。比較サイトによって採用している料金体系が異なり、コンバージョン※2が生じた場合に報酬を支払う「成果報酬型」や、期間に応じて一定の掲載料を支払う「定額型」などがあります。

また、アフィリエイトとは、個人が運営するブログや業界に特化したWebメディアなどに、自社の広告を掲載してもらって集客する手法を指します。料金体系は成果報酬型が一般的です。

比較サイトやアフィリエイトサイトに広告を出稿することで、特定の商品・サービスについて比較検討中のユーザーに自社の情報を見てもらいやすくなる効果を期待できます。

一方、コンバージョン単価の相場は商材によって異なり、中には1コンバージョンあたり数千円〜数万円にのぼる商材もあります。利用を検討する際には、相場を確認し、広告の採算が取れるのかを事前に検討する必要があるでしょう。

ポータルサイトとは、あるテーマについて情報やコンテンツをまとめ、ユーザーにとってわかりやすい「インターネット上の入口」となるWebサイトを指します。例えば、「不動産の物件情報をまとめたサイト」や「特定の地域の飲食店情報をまとめたサイト」などが該当します。

自社の情報をポータルサイトに掲載するメリットは、「不動産」「飲食」など特定のテーマと合致していれば、開業したばかりの企業・店舗でも集客を見込める点です。その一方、ポータルサイトが集客の大きな柱となった場合、掲載を中断しにくくなり、長期的に費用がかかると考えられます。

プレスリリースとは、新商品発売や新店舗開業などについて企業が文書を作成し、報道機関やメディアに向けて配信を行うことです。

プレスリリースを受け取った記者などから「記事にする価値がある情報だ」と受け止めてもらえれば、新聞・雑誌・Webメディア・テレビ・ラジオなどでの紹介を期待できるでしょう。また、プレスリリースに企業のコーポレートサイトや商品関連ページのURLを掲載することで、集客チャネルとしても活用できます。

ただし、プレスリリースを作成・配信したからといって、必ずメディアに取り上げられるとは限りません。また、取り上げられた際にも、記者の視点で内容が決まるため、企業側が報道される内容をコントロールすることは困難だといえるでしょう。

続いて、「広告や有料掲載に頼らずに集客できるチャネルを持ちたい」という場合におすすめの方法について紹介します。

SEO（検索エンジン最適化）とは、検索エンジンで自社のホームページが上位に表示されるための取り組みを指します。主に、以下のような施策が挙げられます。

自社商材との関連が強いキーワードで上位表示できれば、広告や有料掲載に頼らずとも、検索流入の増加を期待できます。

しかし、SEO（検索エンジン最適化）に取り組むには知識が必要です。また、Webサイトが検索エンジンから評価を得るには、数ヶ月以上の期間が必要となることもあります。短期的な成果を求めるのではなく、長期的に根気強く取り組む体制が求められるでしょう。

オウンドメディアとは、企業が独自に構築したWebメディアやブログのことを指します。例えば、中古車を取り扱っている自動車関連の企業・店舗であれば、中古車売買に役立つ記事を数多く集めた企業ブログなどが想定されるでしょう。

オウンドメディア記事を活用して、自社の商材に関連する検索キーワードで上位表示を狙う施策は、「コンテンツSEO」とも呼ばれます。例えば、中古車売買の場合、「中古車　走行距離」といった検索キーワードで記事が上位にヒットすることで、中古車の購入について情報収集中のユーザーに自社ホームページへ訪れてもらいやすくなるでしょう。

コンテンツSEOで狙う検索キーワードは、検索ユーザーの状態によっていくつかの種類に分けられます。以下の表では、「情報収集系キーワード」と「比較検討・購入系キーワード」の2つについて簡単に紹介します。

検索ユーザーは、自身の課題やニーズについて情報や解決策を求めている「顕在層」であるため、ユーザーの課題解決につながる良質な情報を提供するように心がけましょう。高品質な情報を提供しユーザーからの信頼を獲得できれば、自社について関心を持ってもらいやすくなると期待できます。しかし、ユーザーの課題解決に役立つコンテンツを長期継続的に制作し続ける労力・時間も必要です。

SNS運用とは、企業・店舗の公式SNSアカウントを用意して、日頃からSNSに投稿を行うことを指します。

無料ではじめられ、新商品や期間限定キャンペーンなどの旬な情報をリアルタイムで発信できる特徴があります。また、レビュー投稿がSNS上に蓄積される点や、コメントやDM（ダイレクトメッセージ）でユーザーと迅速にコミュニケーションを取れる点もメリットです。日頃から自社に関心や親しみを持ってもらうことで、認知拡大や集客を期待できるでしょう。

ただし、投稿内容がユーザーにとって不快に感じられる場合などには、炎上リスクも伴います。SNSを運用する際にはガバナンスの効いた体制を整えることが大切です。

SNSを活用した認知や集客拡大のポイントについて、以下のセミナーで具体的に解説しています。具体的なSNS活用について知りたい方は、ぜひアーカイブ動画をご覧ください。

また、SNS運用については以下の記事でも詳しく解説しています。

Google ビジネス プロフィールとは、Googleマップ上で企業・店舗に関する詳細な情報を表示するサービスです。また、Googleマップで自社の情報が目立つように、登録内容を工夫したりレビューを集めたりする取り組みを「MEO（Map Engine Optimization＝地図エンジン最適化）」といいます。

営業時間や住所・問い合わせ電話番号・外観などの情報を充実させることで、予算をかけずとも自社の周辺地域のユーザーから認知を獲得しやすくなるでしょう。飲食店や美容室など、店舗を構えているビジネスに向いている施策だといえます。

なお、レビューで悪い評価が増えてしまうと、集客にネガティブな影響を及ぼす恐れもあります。また、レビューに対してクーポンや割引などの報酬・特典を提供することはガイドラインで禁止されているため、レビューを増やすためのキャンペーンなどを安易に行わないようにしましょう。

メールマガジンは、企業・店舗に興味を持ってメールマガジン購読に登録をしてくれたユーザーに対し、定期的にメールで情報を送る施策です。メールマガジンの登録者リストは自社が保有する情報であるため、広告などの施策に比べると配信費用を低く抑えやすいのが特徴といえます。

新商品の情報や役立つコンテンツ紹介など、メールマガジンの内容で顧客の関心を引き、メール内にホームページへの誘導リンクを設置することで、集客に役立てられるでしょう。

しかし、単にビジネスメールを書くこととは違い、魅力的なメールタイトル・見出し・本文作成など、コピーライティング力が必要です。長期的に継続するとなると、企画を考えてコンテンツを制作し続ける時間・労力もかかるでしょう。

紙媒体へのQRコード掲載とは、チラシなどにQRコードを掲載して、自社ホームページへ誘導する施策を指します。

チラシを新聞に折り込んだりポスティングをしたりする際に、QRコードも載せておくと良いでしょう。チラシを見たユーザーがスマートフォンでQRコードを読み込んで、まずはホームページを見て商品・サービスについて理解・関心を深めやすくなります。

チラシを見たユーザーが適切にスマートフォンで読み取りができ、正しいリンク先へ訪問できるよう、配布前に十分な確認・検証を行うことも大切です。

ここからは、ホームページへの集客方法を選ぶ際に着目すべきポイントについて解説します。

広告施策や外部サイトへの有料掲載では、料金を払えば掲載枠に対して出稿でき、人々の目に留まるまでに多くの時間はかからないでしょう。ただし、集客効果を持続させるには料金を払い続ける必要があります。

一方、ブログ・SNS運用などは、人々の目に留まるかどうかをコントロールしにくく、成果に結びつくまでコンテンツ制作や運用にリソースを割く必要があるでしょう。しかし、長期的に取り組めば、掲載や利用に費用がかからない集客チャネルに育てられる可能性があります。一例として以下の取り組みが挙げられます。

このように、施策によって必要な費用・期間が異なるため、集客したい期間と費用対効果のバランスを考えながら、自社の予算状況と照らし合わせて適した施策を選ぶと良いでしょう。

集客チャネルによって利用者層が異なる場合もあります。集客施策の効果を高めるには、商材と集客チャネルの相性を見極め、ターゲットの利用率が高いチャネルを選ぶことが大切です。

ターゲットの情報収集行動についてリサーチしたり、各種プラットフォームの利用者層を確認したりして、アプローチしたいターゲットが多く利用しているチャネルを選ぶと良いでしょう。

なお、ターゲットを具体化する際には、ペルソナの作成やデモグラフィックの整理などに取り組むのがおすすめです。

▼ターゲットを具体化する際に整理すると良い情報 例

ホームページ集客の目的には、「認知獲得・ブランディング」「コンバージョン」などが挙げられるでしょう。

集客施策を選ぶ際には、ホームページ集客の目的を明確化し、自社の目的に合わせて適したものを選びましょう。以下に、目的と集客施策の例を紹介します。

自社の社名や商品・サービス名を知らない人や、ニーズが顕在化していない人（悩みにまだ気づいていない人）にもアプローチしやすい施策がおすすめです。

ニーズが顕在化しており（悩みに気づいており）比較検討段階に入っている人や、自社ホームページに訪れたことのある人に対してアプローチしやすい施策がおすすめです。

「自社にどのような施策が合っているのかがわからない」という課題がある場合は、一度Web集客の専門会社に相談してみることをおすすめします。

中小企業や個人事業主の方のよくあるお悩みとして、以下のような例が挙げられます。

ホームページ集客に取り組むにあたって、ノウハウ不足・人手不足がネックになっている企業も多いのではないでしょうか。そのような中でも予算に限りがあり、集客施策をできるだけリーズナブルに行いたいと考えている企業の方には、「Nにおまかせ！」がおすすめです。

「Nにおまかせ！」は、ホームページ集客に重要なSNS運用やメルマガ制作・配信などのWebプロモーションについて、制作・運用代行をトータルで依頼できるWeb集客の支援サービスです。

「ホームページ集客をリーズナブルに行いたいが、人手が足りていない」「何から手をつければ良いのかがわからない」とお悩みの中小企業や個人事業主の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

この記事では、中小企業や個人事業主の方がホームページ集客を図るうえでおすすめの施策について紹介しました。

集客方法は多様化しており、取り組み内容やターゲット、費用、効果があらわれるまでの時間、必要な知識など、手法によって特徴が異なります。自社の状況に合わせた施策を選ぶには、さまざまな角度から検討することが必要です。

「どの施策が自社に適しているのかについて、腰を据えて検討する時間がそもそもない」「客観的なアドバイスをもらいたい」とお悩みの企業さまは、ぜひ一度「Nにおまかせ！」にご相談ください。